学部について

人文・社会学部の沿革 現在と今後 未来への発展

人文・社会学部の沿革

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 本学部は、国立高雄大学の人文・社会領域の教育、研究及び人材を統合し、大学全体の人文・社会の教育レベルを向上させ、また台湾南部での人文芸術社会発展のため、20026月に人文・社会学部の設置準備に着手し、20045月に教育部より認可を受け、正式に設置されました。

  2000年には「西洋語文學系(西洋言語学科)」が設置されており、文学や言語学のカリキュラム以外にも、特に英語の運用能力と実務能力の訓練に力を入れ、一般の大学の外国語学科と技術職業系大学の応用外国語学科の良さを持ち、現在は台湾中南部地区唯一の高等教育・技術職業教育の特色を兼ね備えた学科となっています。
  
2001年には「運動健康與休閒学系(健康運動科学科)」が設置され、スポーツと健康、保健、そしてレクリエーション、さらには観光を一つに結集した台湾で唯一の学科として発展を続けております。健康運動科学科では、時代のニーズを先取りしながら新しい次元の学科を形成しています。(さらに、2004年に健康運動科学科に二年制在職者専門コースを設置し、2007年には大学院を設置し、多様なニーズに応えています。)

    2002年には「民族藝術學系(民族芸術学科)」が設立されましたが、2007年には「傳統工藝與創意設計學系(伝統工芸とクリエイティブデザイン学科)」と名称変更され、さらに2012年8月には都市発展と建築研究所と合併し、「創意設計與建築學系(クリエイティブデザインと建築学科」となりました。台湾の文化産業は世界各国から注目されており、国家の社会発展及び市場ニーズから考えると、今後10年間で4000億の生産総額が予想されます。それに応えるべく、本学科は空間美学や芸術性といった要素を取り入れ、伝統工芸技術や独創性のあるデザイン能力を備えた人材を育成することを目標とします。また、修士課程においては、デザイン力はもちろん、建築技術、生態景観デザインといった実用建築関係の理論も学び、地域活性化に繋がり、グローバル市場に応えることができるトータルな人材を育成します。

    2008年には「東アジア言語学科」が設置され、東アジアの主要国家の言語教育を行い、東アジア地域の政治、経済、社会発展等の問題を総合的に研究し、将来的には台湾中南部地区で特色のある学科を目標としています。

    2012年に設立され「運動競技学科」保持し、多くの有能なスポーツを探して、高校でポストプレーヤーには、学生が研究やスポーツパフォーマンス洗練パイプ両方にすることができます。

    2011本学部付設の人文科学技術研究センターでは、様々な専門と研究領域を持つ本学部教員が本学部全体の研究開発能力や教育能力を高めています。

    2012年本学部付設のベトナム研究センターでは、ベトナム語の検定試験を実施し、台湾の国際化に貢献しています。

 

現在と今後

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   本学部は現在、これら5学科から成り、それぞれの学科のカリキュラムの内容はいずれも人文・社会科学の特色に富む内容となっています。

1.「西洋言語学科は、言語能力のトレーニングに加え、西洋文明史や西洋文学概論、現代英米文学、英米児童文学、英米小説、フェミニズム、社会言語学などの人文・社会科学の分野の科目を開設しています。

2.「健康運動科学科では、健康をスポーツとレクリエーションと結びつけ、リゾートホテルにおける人事や在庫管理、温泉リハビリテーション、ウォーターセラピーやスポーツでのけが防止など健康の各方面まで広げ、運動と健康づくりを科学的に学習しています。カリキュラムは、健康促進理論と実務、安全教育と救急学、レクリエーション・レジャー学、生態環境と保健、運動科学、運動心理学、環境健康学、旅行保険学、地区健康学、経済学などの科目の他に、学生をホテルや病院、リハビリセンター、研究機関等に派遣する実習も実施しています。

3.クリエイティブデザインと建築学科」は、空間美学及び芸術性の高い教養をもつ人材の育成を目指しています。修士課程では、伝統工芸や建築デザイナー、生態景観設計といった要素を融合し、グローバル市場に応えることができるトータルな人材を育成します。

4.「東アジア言語学科」は、言語教育と社会科学という二本柱を教育目標に掲げ、言語学習はもちろん、東アジアにおける国際関係研究や経済貿易・社会文化といった地域学の学習もプログラムに取り入れ、人文精神や社会科学教養の備えた国際人を育成します。

5.「運動競技学科」は、野球、卓球、バドミントンと水泳という4種目を専門する学生を受け入れ、授業料・寮費免除の奨学制度で、学生を台湾の代表として世界レベルの試合に送り出します。

本学部付設の人文科学技術研究センターでは、様々な専門と研究領域を持つ本学部教員が本学部全体の研究開発能力や教育能力を高めています。

ベトナム研究センターでは、ベトナム語の検定試験を実施し、台湾の国際化に貢献しています。

 

未来への発展

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  本学部は台湾の主権国家とグローバル化、台湾南部地区における文化と芸術を向上、そして、学内の各学部の枠を超えた協力体制構築という3つの目標に向かって努力を続けています。将来において本学院の各学科と本学の他学部・学科と教育研究において、協力と交流を推進し、「WTO課程」「外国語翻訳学課程」「ビジネス管理情報課程」「建築と芸術課程」など人文・社会に関わるカリキュラムを一括して本学院で開設します。

  また、同時に大学設置計画と学部設置計画に基づき、近く西洋言語学科と伝統工芸とクリエイティブデザイン学科に修士課程を東アジア言語学科、健康運動科学科に博士課程を設置する予定です。 
  
学生の国際的視野をひろげるために本学部では国外の各大学と交換留学生の協力を行っています。